ちわっ( ´ ▽ ` )ノ
正座はお得意でしょうか?
わたしはとても苦手です。
小さい頃から正座する環境は多かったのですが、得意になりませんでした。
先日、法事があったので、久しぶりに1時間以上正座をしたのですが、もう地獄でした。
なんでこんな思いをして正座しなきゃならないんだ!
体に悪いんじゃない?
と思ったので、調べてみました。
正座は体に悪いの?
結論から言うと、「悪い」です。
外国では「自分の体重で足を押さえつける不健康な座り方」と表されることもあるようです。
本当に正座が体に良いのなら、全世界でもっと流行ってもいいはずですが、外国では現在正座をする国はありません。
もともと正座があった中国でも、現在は正座の習慣は滅びたようです。
膝への負担が大きい
膝を最大まで曲げる座り方が正座です。
正座のときに膝関節にかかる負担はとても大きいのです。
膝への負担が原因の病気に「変形性膝関節症」があります。
変形性膝関節症とは、膝の軟骨がすり減ってしまい痛みを感じる病気です。
膝の軟骨は一度すり減ってしまうと回復することはありません。
薬で痛みを和らげたり、手術で対処するしかなく、元通りにすることはできないのです。
日本はアメリカよりも肥満率が低く、体重による膝への負担は少ないはずです。
しかし日本の方が変形性膝関節症にかかる割合が多いのです。
原因のひとつは、日本の生活様式に膝を大きく曲げる動作が多く、膝への負担が大きいからだと考えられているのです。
なぜ正座しなくてはいけないの?~正座の歴史~
日本人はいつから正座をするようになったのでしょうか。
正座のもとは「危座」といい、罪人に長時間その姿勢で苦痛を与えて罪を白状させるための座り方でした。
その危座が広まる最初のきっかけは、江戸時代の参勤交代です。
参勤交代で全国から集められた大名たちに、将軍の前で危座するよう命じたのです。
当時の将軍徳川家光は、家臣の裏切りをとても恐れていました。
急に襲われないよう、立ち上がりにくく足がしびれる座り方をさせたのです。
そして危座は「攻撃心がないこと、服従の意思を示す座り方」として広まりました。
明治時代になると、政府は危座を日本人の正しい座り方「正座」と名称をかえ、教科書にも載せ、国民に広めたのです。
外国の文化がどんどん入ってくるようになって、焦った政府が日本人とはこうあるべき!と示したかったんだって。
つまり一般的な座り方として正座が定着したのは、ここ130年程です。
意外と歴史は浅いですよね。
でもわたしたちは子供の頃から、正座が日本人のきちんとした座り方と教育されて、そう思い込んできたわけですね。
正座で足がしびれない方法
正座の歴史を知れば知るほど、
無理に正座しなくてもいいんじゃない?
と思ってしまいますが、正座せざるを得ない状況がまだまだ日本にはあるんです。
お通夜、お葬式、法事です。
約1~2時間の正座を強制※されます。
※他の人がみんな正座してるのに自分だけ他の座り方するのは難しい。
足がしびれずに正座できる時間のアンケート結果がこちらです。
もちろん個人差あるでしょうが、8割以上の人は1時間以上の正座で足がしびれてしまうのです。
これでは、1~2時間の正座強制はとても辛いはずです。
そこで、正座で足がしびれない方法について調べてみました。
今後のために、わたしもぜひ知っておきたい!
対処法①前重心、おしり浮かせ
足がしびれる原因は、圧迫されて足の血流が止まることです。
つまり足、特に足首をできるだけ圧迫しないことが大切です。
やってみるとわかりますが、正しい正座には足の筋力と腹筋が必要です。
しびれ始めたと感じたときは、左右どちらかに重心を移します。
片方の足の圧迫を軽減しておき、少ししたら左右交代しながら、心を無にして乗り切りましょう。。。
対処法②アイテムを使う
もし状況が許すのなら、正座椅子を使うのもいいでしょう。
というか、みんなが使えば良いのになぁと思います。
他の人がどんどん使ってくれてたら、自分も使いやすいですよね。
まとめ
今回は正座について
をご紹介しました。
個人的にはあまり正座には良い思い出がありません。
心身ともにけっこう負担がかかるので、今後は長時間正座しなくてはいけない場面が減ってくれるといいなぁ思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪
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